自由・交流・技術向上・技術者支援・社会貢献 徳島県技術士会

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新着情報

 この写真は徳島大学の望月秋利名誉教授と上野勝利准教授が作製された遠心模型実験装置です。

 遠心模型実験装置は、遠心加速度を付与できる装置の中に幾何学的に縮小された小型模型を取りつけ、遠心加速度が作用している場(遠心力場)での小型模型の挙動を調べる実験装置です。数値シミュレーションの発展と相まって、相似則を介し実物大規模の挙動を再現しようと試みる遠心模型実験にも大きな役割が期待されています。

 上野研究室では、遠心模型実験装置によって地震時の河川堤防の安定・変形問題なども研究されておられるそうです。堤外側の水位を昇降させて浸透流を生じさせたのちに、加振することで、洪水と地震との複合災害などに関する研究も行われているようです。

 土質基礎工学の分野では、1930年代にアイディアの提案と装置の試作が行われ、我が国では、1965年大阪市立大学で三笠正人先生が1mの半径を有する遠心模型実験装置を作成し、粘土の自重圧密実験を行ったのが最初とされています(三笠の圧密理論です)。1969年には東京工業大学にて我が国で2台目の遠心模型実験装置が完成しています。

 徳島大学名誉教授の望月先生は大阪市立大学と、また上野准教授は東京工業大学と、それぞれ縁(ゆかり)の深い先生ですので、筆者は日本各地の遠心模型実験装置の中でも徳島大学のそれは由緒正しきものであると密かに誇らしく思っています(文責:建設部門 神田幸正)。

 

<実験装置の概要>

 形式                                              スイングプラットホーム式ビーム型遠心模型実験装置

 容量                                              40g ton

 最大搭載質量                                400kg

 回転半径                                       1.7m(スイングプラットホーム上

 スイングプラットホーム寸法              500mm x 500mm x 600mm

 付帯設備                                       スリップリング(計測用36極、動力用8極)

 ロータリージョイント                        (3極)

 観察用ビデオカメラ                      1

 ※徳島大学HPより