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私の合格体験記1

氏名匿名希望 合格年月日平成10年2月
部門建設 選択科目土質及び基礎

徳島県下の建設コンサルタント会社に勤めています。

私が受けた口頭試験の様子について、紹介します。

今後、口頭試験を受けられるかたの一助になれば幸いです。

 

① 扉を開けて

試験待合室から、女性に導かれて部屋の前まで行く。女性がドアを開けてくれ、その後に続いて「失礼します」と元気よく言って入室。荷物を置くところを女性に聞いて、指示されたところに置く。椅子の横に立って、「C-xx番 XXXXです。よろしくお願いします」と言う。試験官Aがどうぞと、着席を促してくれた。                           

 試験官A  年齢45歳位?中心的な人物と思われる。質問ももっとも多く、
       この人を中心に面接試験が行われた。

 試験官B  年齢4550歳、経験論文の質問を担当していたようであった。

 試験官C  年齢4050歳、主な業績を担当していたようである
       (ゼネコンの人かな?)

 

 さて本番!

質問A:受験回数は何回ですか?
返 答:X回です(正直に言う)。

質問A:そうですか?
返 答:はい。(A苦笑い、ブツブツ。)

質問A:技術士を受験した目的は何ですか?どうして技術士を受けたのですか?
返 答:私は建設コンサルタントの会社に勤務しておりますことから......
    (ゴホッゴホッ、緊張のあまり、のどがかれてしまい声が出なくなり、
     咳き込む。)

質問A:あまり緊張しなくていいですよ。
返 答:はい。(何とか持ち直し、受験の動機を言う。)
     自分の技術レベルを客観的に評価できる資格を持つことが...以下省
    略。(もっと言いたいことがあったが、半分程度しか言えなかった。)

質問A:現在の業務はどういったことをやっていますか?
返 答:(現在やっていることを述べた。)

質問A:筆記試験はどうでしたか?
返 答:時間がないとは聞いていたのですが、やはり時間が全然なかったです。
   (補足してくださいとの質問を待つが、.........)

質問A:そうですか-?(試験官が筆記試験の答案に手をやり、ちらっと見て)
    再び、そうです
か-?、ウウン?(意味不明)
返 答:......?。(補足してくださいとの言葉を待つが…・・?)

質問A:それでは、経験論文についての質問します。
返 答:(.......?、あれ、もう経験論文に入るの?)

質問B:経験論文をペラペラとめくり、業務Ⅰですが…・
   (概略を言う).....、(文中の記述を読
み)、
    方法①、②、③とありますが、これらの違いを含めて説明して下さい
返 答:はい。まず、現地で、.......(省略)......。
   (A、うんうんと頷いている。)

質問B:XXXXとありますが、これは?
返 答:(専門語句について、経験論文にそって説明する。)

質問A:ところで、XXXXとありますが、
    具体的にはどうしてこんなことが起こったのですか?
返 答:(問題が生じた経緯を説明。)

質問A:あっ、なるほど。
返 答:それで、本来ですと、やり直しとなるのですが、答案に書いてあるよう
   な理由から、何
とかならないかとの要望があったわけです。

質問A:現場代理人とあるが、どういった立場ですか。
返 答:現場代理人ですから、全体を見ているのですが、
    主にXXXXと、XXXXを担当しました。

質問A:(何か言っていたが思い出せない)
返 答:XXXX試験です。

質問A:なるほど。
返 答:はい。

質問C:それでよく、解決できましたね。と、A、Bの方を向いて言う
   (A,Bは特に何も言わ
ない。)

質問A:それでは、業務Ⅱの方ですが、XXXX解析をしているが、具体的には?
返 答:XXXX法です。

質問A:それは、最後に使う方法ですね。そうじゃなくて、その前に行う、
    それ自体を求める…。
返 答:あっ。XXXX法です。

質問A:それはどういったものですか?
返 答:(何とか説明できたかな?と思っていると、)

質問A:そうですか?(間髪入れずに、試験官BとCが矢継ぎ早に、)
質問B:中央構造線があるのに、…(忘れてしまった。)
質問C:将来計画とありますが、どういったものができるのですか?
返答 :XXXXです。

質問C:家が建つのでしょ。乱暴だな.....。
返 答:(独り言かと思いつつ)、杭基礎を用いるそうです。

質問A:杭ですか?ここで杭を打つのは、岩砕でしょ?、大変ですよ、ウウン…。
返 答: 建築屋さんの方が・・と言いかけると、

質問A:いや、いいんですけどね。
返 答:……。(言ってしまった後で、本当は計画だけで流動的な話なのにな
    と、どう説明しよう
かと思案していると、すかさず、Bから....)

質問B:XXXがあるのが気になるが。
返 答:はい。私もそう思います。それでXXX解析を行ったのですが、
    それによりますと、変位量が最大でXXcm、また、背面の方が、
    XXcm程度であり、影響ないと判断しました。
   (試験官Aが頷いていた様子?)

質問B:人工的には何もしないのですか?
返 答:私も、XXXX工などを提案したのですが、それを行いますと、
    単価が高くなってしまい
ますので、当面このまま施工を進めることに
    しました。
    当然、何か変状が生じた場合には、XXXX工などの対応がとれるよう
    にしております。

質問C:主な業績のところですが、たくさんやっておりますね。もちろん、
    連名と思いますが、
どういった方と?、それともお一人で?
返 答:えー、XXXXや、YYYY、とかです。

質問A:それでは最後に、技術士の目的を、技術士はどういったことをやるの
    かを述べて下さい。
    
条文と言ってもなんですから、自分の言葉でもいいですよ。
返 答:(自分の言葉でと言っても、言えないので、丸暗記していたのを)
    条文そのままを述べる。

質問A:それではこの面接を終了します。
返 答:席に座ったまま、「お世話になりました!」と言って、深々と頭を
    下げる。
    
立ち上がり、荷物をまとめ、再び振り返り、「失礼します」と言って
    ドアに向かう。
    再
び振り返り、「失礼します」といって、ドアを閉める。(終了)

 

③ 面接を振り返り

 部屋を出ると、20分が経過していた。

 しばらくたってから、もっといろいろと言えたのに、うまく言えなかったな。

             (省略)

 ウウーン。手応えがない。でももう終わったこと。

 一息ついて飛行場へ、帰路につく。

             (以上)

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