この写真は、高分子材料として日常生活の中でも、恐らくその名称を聞かれた方は多いと思います。画面手前のサンプル瓶の中に入っているのは、ペレットと呼ばれています。このペレットを、熱によって溶融させ、いろんな成形加工法により、フィルム、繊維、などのプラスチック製品として、我々の身の回りに存在しています。画面手前の左側は、ポリエチレンテレフタレート(略称PET)とその化学構造式を、右側は、ポリアミド6,6(略称:Nylon66)とその化学構造式を表したものです。

 これらは、高分子化合物と呼ばれ、今から約100年前の1920年代にドイツの有機化学者シュタウデインガーにより、高分子説が実証され、その後、シュタウデインガーの考えは、米国の有機化学者カローザスによって、ポリエチレンテレフタレート及びナイロン66が合成により実証されました。シュタウデインガーを高分子の父とするなら、カローザスは高分子の母と呼ばれる所以でしょう。我々は、その恩恵を受けていろんな機能性材料として利用しています。

ページの上部へ