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私の合格体験記5

氏名匿名希望 合格年月日平成15年3月
部門総合技術監理部門 選択科目建設環境

1 日時等
 1/20(月)に,受験してきました。

  

 試験内容

 概要は下記のとおりです。
  ①経歴
  ②動機(なぜ,とろうと思ったか?)
  ③抱負(なった後の)
  ④経験論文の補足説明
  ⑤青本で,改訂してほしいことは?
  ⑥技術士の義務

 試験官は,2名でした。
 向かって右の方が,年上で,主に質問されました。
 左の方は,若く,経験論文について質問されました。
 おふたりとも,終始にこやかで,自分も話しやすく,
 何度か私の話に笑っていただけました。

 1 まず,①②③をあわせて訊かれました。
  ①を長く話してしまいました。
   他の問いを忘れてしまい,聞き直しました。
   「①で話してくれたが,再度②を話してください」と言われました。
  ・昨年,技術士になった後輩に勧められたこと
  ・12年度に,一緒に技術士になった愛媛県庁の友人にも誘われたこと
   これがきっかけで,「青本」を読み始めたこと
   すると,平成12年度,13年度に自分が業務で悩んだこと
   [危機管理],[人的資源管理,経済性管理,情報管理]の
   指針・方向付けが簡潔に示されていることを知り,
   ぜひ総合技術監理部門の技術士になろうと思い,
   CPDの責務もあり,勉強したことを話しました。
   また,総合マネジメントは,行政の技術者にこそ
   必要な部門だとも話しました。

 2 ④経験論文で,試験官が理解できなかった箇所について
   説明を求められました。
   下水道工事執行の原則を話し,理解していただきました。

 3 ⑤青本が役に立つ・有用であることを力説したためか,
   足りないと思うこと・追加してほしいと思うことを聞かれました。
   「情報管理」だと答えました。
   危機管理を体験して,人命第一・避難対応・民生の安定が,
   公共事業に携わる者にとって最優先事項であることを,
   改めて知ったこと,マスコミ対応に苦慮したこと,
   それでも情報開示と説明責任があることの会話をしました。
   これらのことを,「1節」設けて書いてほしいとお願いしました。

 4 「ていねいに話してくれたので,時間がなくなった」と言われて,
   最後に⑥技術士の義務を聞かれました。
   普通なら,3義務2責務を言うのでしょうが,口から出たのは,
   技術士倫理要綱でした。
   「まえがき」は言わずに,10項目のうち,自分が気にしていること,
   特に大事だと思う項目をあげ,少し補足説明を加えました。
   「品位保持」「秘密保持」「専門技術の権威」「中立公正の堅持」
   「相互信頼」そして,「他の専門家等との協力」です。

 

3 反省等

 「試験官を楽しませよう!」また「それ以上に,自分が楽しもう!」
 と思って行きました。
 残念ながら,もっと簡潔・明瞭に答弁すべきだったと反省です。
 そして,もっと,会話をしたかった。
 いい試験官に恵まれたと思います。
 私の直後に,同じ試験官に受験した友人によると,①②③は同じで,
 その後,話の流れで,経済性管理の次元の高い話にいってしまい,
 苦慮したとのことでした。
 「自然体」でいいと思います。
 自分の器,そのものを臆せず出せばいいと感じました。

 これから受験の方,どうぞ楽しんできてください。
 以上

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